連帯保証人になることは大きなリスクが潜んでいます。
もし主債務者が借金を返済できなくなったら、連帯保証人が肩代わりしなければならないのです。
借金の全額を一括で請求されるケースもあり、大きな負担になることも。しかも、連帯保証人を簡単に降りることもできません。連帯保証人になる前には、お金を借りる人の信用度をしっかり見極めるべきでしょう。
今回は、連帯保証人になることの具体的なリスクや、連帯保証人になる前にチェックすべきこと、連帯保証人にならないように立ち回るコツなどを解説していきます。
ぜひ最後までお読みください。
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連帯保証人になるとヤバいって本当!?リスクを徹底解説
連帯保証人になることは非常に大きなリスクを伴います。主債務者が借金を返済できなくなった場合、借金の肩代わりを求められることになるのです。
ここでは、具体的なリスクについて詳しく解説していきましょう。
借金の肩代わりを迫られる可能性大!
注意ポイント
この場合、債権者から直接連帯保証人に対して返済を求められ、逃れることは困難です。友人や家族のためと思って引き受けたとしても、連帯保証人としての責任は非常に重く、一度連帯保証人になると、その立場から抜け出すのは容易ではありません。
しっかりリスクを理解しておくことが大切です。
いきなり全額返せと言われるかも…
注意ポイント
このとき、返済を分割にするよう交渉できる一部のケースもありますが、それはあくまで債権者の意向次第です。
全額一括返済が求められれば、負担はかなり大きなものとなります。借金の額が大きければ生活に重大な影響を及ぼし、最悪のケースでは連帯保証人自身も債務整理を検討しなければならなくなるでしょう。
「検索の抗弁権」も「催告の抗弁権」も使えない!
注意ポイント
これらは、債権者がまず主債務者に請求を行い、それでも回収できない場合に初めて保証人に請求するという権利ですが、連帯保証人はこの権利を持たないため、債権者から直接請求を受け、すぐに支払い義務を負うことになります。
このため、急な請求に対応する準備がない場合は非常に厳しい状況に追い込まれる可能性が高くなります。
肩代わりした借金、取り返すのは至難の業
連帯保証人が主債務者の借金を肩代わりしたとしても、その後主債務者から返済を取り返すことは非常に困難です。
法律的には求償権が認められていますが、主債務者が返済できないからこそ連帯保証人に請求が来るわけで、多くの場合、主債務者には返済能力がありません。友人や親族を連帯保証人にするケースが多いですが、感情のもつれもあり人間関係にも多大な影響を及ぼします。
連帯保証人になることは、リスクを十分に考えた上で、慎重に判断する必要があることを覚えておきましょう。
連帯保証人を簡単に降りられない!
一度連帯保証人になると、連帯保証人という立場から抜けることは非常に難しくなります。連帯保証人を辞めるためには、債権者の同意が必要であり、そのハードルは非常に高いのです。
さらに、主債務者が返済を続けている間、連帯保証人の地位は継続し、何年も連帯保証人としての責任を背負わなければなりません。
連帯保証人とは、一度引き受けた以上、その責任から逃れることは簡単ではないもの。軽い気持ちで引き受けることは絶対に避けるべきでしょう。
借金について司法書士に0円で相談してみる>連帯保証人になる前に要チェック!リスク回避のポイント
連帯保証人になる前に、慎重な判断と情報収集が必要です。借金を保証する前に確認すべきポイントを押さえておけば、リスクを最小限に抑えることができます。
それでは具体的なポイントを見ていきましょう。
お金を借りる人の信用度をしっかり見極める
連帯保証人になる前に、まずはお金を借りる人の信用度をしっかり確認することが重要です。
主債務者が安定した収入を持っているか、他に抱えている借金がないかなどを慎重にチェックしましょう。主債務者の借金の履歴や現在の経済状況を細かく理解し、主債務者が本当に返済できるかどうかを見極めることがリスク回避の第一歩です。
注意ポイント
保証する借金の中身を隅々まで把握する
連帯保証人となる前に借金の内容を詳細に理解しておくことが賢明です。借金の金額、返済期間、利息など、契約書の内容を細かく見ることを怠らないようにしましょう。
特に根保証契約の場合、極度額が設定されているかどうかを確認することが重要です。この情報を知っておくことで、将来的なリスクを予測しやすくなります。
契約内容を隅々まで理解することで、自分の生活にどのような影響を及ぼす可能性があるかを判断できるでしょう。
連帯保証人の重い責任をしっかり自覚する
連帯保証人は、主債務者と同等の責任を負う存在であり、この重大な責任を自覚しないまま引き受けてしまうと、大きなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
万が一主債務者が返済不能となった場合、自分の財産や生活に直接影響を及ぼすことがあるのです。
この点をしっかりと理解した上で、リスクを覚悟する心構えが必要不可欠です。軽い気持ちで引き受けるのではなく、慎重に判断する姿勢が大切でしょう。
断れない雰囲気でも、安易にOKしない勇気を
時には友人や家族の頼みを断るのが難しい状況に直面することもあります。
しかし、連帯保証人になることのリスクを冷静に考え、軽々しく引き受けないことが重要です。断る勇気を持つことが、自分自身を守ることに繋がるのです。
もし断るのが難しい場合でも、専門家のアドバイスを受けるなど他の方法を考えることも一つの手でしょう。リスクを理解し、慎重な判断をすることで、後々のトラブルを避けることができます。
もう連帯保証人に…請求されたらどうする!?対処法
既に連帯保証人になってしまい、請求を受けた場合の対処法について解説します。
適切な対応を取ることで、最悪の事態は避けることができるのですが、その具体的な方法を以下で確認しましょう。
まずは債権者との交渉あれこれ
もし一括返済が困難な場合、まずは債権者との交渉を試みることが肝心です。
債権者とはあくまでビジネスの関係であるため、分割払いの提案など柔軟な返済方法を求めることが可能でしょう。債権者も全額回収できることが望ましいため、交渉の余地は十分にあります。
しかし、交渉が難航する場合がありますので、慎重かつ粘り強く交渉する姿勢が必要不可欠です。必要であれば法的アドバイスを受けることも検討すべきでしょう。
借りた本人にも協力してもらおう
連帯保証人が借金を肩代わりした場合、返済額を主債務者に請求する権利、すなわち求償権があります。
これは法律で認められた権利ですが、実際にその返済を主債務者から取り戻すのは難しい場合があります。主債務者が返済不能の状況に陥っていることが多いことが予想されますが、それでも積極的に協力を求めることが重要でしょう。
友人や家族であっても、しっかりと話し合い、協力を仰ぐことで少しでも自分の負担を軽減する方法を探ることが大切です。
どうしても返せないなら債務整理を検討
被ってしまった債務(=連帯保証債務)についてどうしても返済が難しい場合は、債務整理の手続きを考えることが重要になってきます。
任意整理では、連帯保証人としての借金を個別に減額交渉できるでしょう。個人再生や自己破産を選択することも可能です。連帯保証債務をかぶってしまった人がこうした手続きを行うのも、悲しいかな「あるある」といって過言ではありません。
弁護士に相談するのが一番の近道
連帯保証人の借金問題を解決するためには、弁護士あるいは司法書士に相談するのが最も効果的です。
債務整理は法的な手続きが必要であり、専門的な知識と経験が求められるため、弁護士や司法書士のサポートを受けることで、スムーズに進めることができるでしょう。
早めに専門家に相談することで、状況の悪化を防ぐことができるでしょう。そもそも連帯保証人にならないコツ!賢く立ち回るには?
連帯保証人になることは大きなリスクを伴いますが、そもそも連帯保証人にならないための対策を知っておくことが重要です。
以下に、具体的なポイントを詳しく解説していきましょう。
「形だけ連帯保証が必要」のような依頼は避けよう
例えば貸金業者ではない事業者からの証書貸付で連帯保証を求められた場合や、利率高めのカーローンあたりで連帯保証を求められた場合、その時点で「本人の信用ベースでは審査に通過できていない」と思ってよいです。
「連帯保証があれば審査イケますよ♪」みたいな感じで軽いノリの担当者もおり、それを真に受けた(かどうかは本人のみぞ知る)債務者が「形だけ連帯保証があれば借りられるので、名前だけ貸してくれない?」とすり寄ってくる案件は全て断りましょう。
先述のとおり本人の信用ではなく、連帯保証人の信用で貸付を行うようなものですので、返済が滞れば連帯保証人に大きな負担をかける可能性が高いタイプの借金で間違いないです。
「連帯保証人」より「保証人」の方がマシ
どうしても保証人になる必要がある場合、連帯保証人よりも「通常の保証人」を選ぶことで負担は軽くなります。
ポイント
借金に頼らないライフスタイルを心がける
連帯保証人のリスクを回避するための最善策は、借金自体に依存しない生活を身の回りのひとたち(家族や友人など借金の際に連帯保証人を頼んでくることになるような間柄のひとたち)に送ってもらうことです。
日頃から収入と支出のバランスをしっかりと管理してもらい、計画的にお金を使う習慣を養ってもらいましょう。
消費欲求をコントロールし、無駄遣いを避けることで、万が一借金が必要な状況になっても、連帯保証人を必要としない程度の借り入れで解決できるようになるはずです。
結果として、自身が連帯保証人になるリスクも回避できるのです。
今すぐ借金の督促を止めたい方はこちら>連帯保証人の借金問題、誰に相談すればいい?
既に連帯保証人になってしまった場合、問題を解決するために助けを求めることが重要ですが、では誰に相談すればいいのでしょうか?
以下に、専門家や相談窓口について詳しく解説していきます。
借金のプロ、弁護士に相談が一番
連帯保証人の債務問題を解決するためには、弁護士に相談するのが最も効果的です。弁護士は法律の専門知識を持っており、複雑な手続きをスムーズに進めることができるからです。
例えば、自己破産をはじめとする債務整理などの手続きを通じて、借金の減額や返済スケジュールの見直しを提案してくれます。
弁護士に相談することで、連帯保証人としての責任を軽減し、さらに法的に正しい方法で問題を解決する道筋が見えてくるでしょう。
司法書士なら債務整理を安く対応可能
弁護士だけでなく、司法書士も債務整理に対応してくれます。
一般に弁護士よりも費用は安いケースが多く、それでいて一般的な弁護士の先生よりも借金問題の取り扱い件数が多いベテラン司法書士も多いというメリットがあります。
とはいえ、司法書士は地裁以上の裁判における訴訟代理権がないため、こうした手続きが必要な場合には弁護士に依頼する必要があるでしょう。
無料相談できる法律事務所を探してみよう
多くの法律事務所や司法書士事務所が、初回相談料を無料で設定しています。
債務整理の相談を無料で受け付けているところも多いため、まずはインターネットで検索してみるのがおすすめです。
無料相談を活用することで、自分の状況を冷静に分析し、必要な手続きをスムーズに進めることが可能になります。特に緊急を要する場合、無料相談を活用することは非常に有効な一手といえるでしょう。
国や自治体の相談窓口も活用しよう
国や自治体も、多重債務者向けの相談窓口を設置しています。
これらの窓口では、専門家が対応してくれるため、初めての債務整理であっても安心して相談できます。
特に資金的な余裕がない場合や、どこに相談すべきかわからない場合、まずは公共の相談窓口を利用することで一歩前に進むことができるでしょう。自分一人で解決しようとせず、信頼できる相談機関を活用してください。
まとめ
連帯保証人になることは大きなリスクが伴います。
借金の肩代わりを求められる可能性が高く、いきなり全額返済を迫られるケースもあるでしょう。肩代わりした借金を取り返すのは難しく、簡単に連帯保証人を降りることもできません。
連帯保証人になる前に、お金を借りる人の信用度や借金の内容をしっかり確認し、重い責任を自覚することが大切です。もし請求されてしまったら、債権者との交渉や弁護士への相談を検討してみましょう。
連帯保証人にならないためには、保証人が必要な危ない借金に関わることを避け、身の回りのひとたちに借金に頼らないライフスタイルを心がけさせることが賢明です。
万が一連帯保証人の借金問題を抱えてしまったら、弁護士や司法書士など法律の専門家に相談するのが一番の近道になります。
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