闇金といえばヤクザと思っている方が多いのではないでしょうか？
実はそうではありません。ヤクザだけなら正直警察を呼べば一発なのでまだ良いのですが、世の中には様々な人が運営する闇金があります。
ここでは元サイマーが、闇金の中身を分析してみました。
だからといってどう、というわけではないのですが・・・ご参考まで。
またそれぞれの運営元が分かれば適切な対処法も見えてくるのではないかと思います。
本来、闇金（ソフト・LINE闇金を含む）は貸金業法・出資法における刑罰の対象となりますが、捕まえづらく犯罪の線引きがつきにくいことから、警察は動いてくれる可能性が低いといえます！
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闇金の運営元（として考えられる人たち）まとめ
闇金の運営元として考えられる人達をまとめました。全てがヤクザというわけではありません。むしろヤクザよりもたちの悪い人たちも多いです。
そのため、闇金に引っかかってしまったら直ぐに対処した方が良いでしょう。
ヤクザ
まずはご存知、ジャパニーズマフィアことヤクザです。
彼らが運営している闇金も多数あります。というより元々高利貸しや闇金の類はヤクザが発祥と言って良いでしょう。
古き良き時代からの闇金の運営元の一つで、彼らからお金を借りてしまうと最悪、親戚や一族郎党まで全部お金を持っていかれる可能性もあります。
土地の権利証まで吸い上げられたり、すぐに公正証書を巻くような人達が多い印象です。
飲み屋とかで「お金を貸してあげるよ」というタイプの人達には近づかないのが重要です。
半グレ
ヤクザは良くも悪くも組織のルールを守って営業します。しかしそういったルール一切無用で誰彼構わず取り立てしまくるのが半グレと呼ばれる人たちです。詳しい内容は実話ナッ○ルズあたりを見ていただくとして、半グレの闇金グループも最近急増しています。
彼らは警察も認識していないグループが多くまた法律の抜け道をよく知っており、何より恐ろしいのは、ある日突然危害を加えてくる可能性が普通にあることです。
ヤクザの場合はまだお金にならないことはしないという大原則があります。しかし半グレの場合はムカついたから普通にボコボコにしたなど、完全ルール無用の回収を繰り広げる傾向にあります。
反社崩れ
反社会勢力から脱退したり破門になった人たちが営業している闇金グループもあります。こちらは大体ヤクザと同じ感じの営業スタイルです。しかし取立てが焦げ付いたりトラブルが起きた時に、ヤクザよりもエグい方法で切り取り・取立てをしてくることがあります。
ガチ個人
一番厄介なのはこのパターンで、ガチ個人のパターンです。
投資目的やもう少し別の目的（女性とか）でお金を貸し付けているというケースです。TwitterやSNSにいる個人間融資や個人の金融業者を名乗っているのは、だいたい闇金グループです。
しかし中にはガチ個人の金貸しも含まれています。このパターンは取り立てが非常に強烈で、何をするかわからないところがあります。
またSNS上に情報拡散をしたり嫌がらせを行う可能性もあると言えるでしょう。その他もっと厄介なのは、お金を貸したのに返ってこないと言って詐欺で警察に告発したりするケースです。
いろんな意味での借金整理のやりにくさで言えば、ガチ個人が一番難しいパターンと言えるでしょう。
ココに注意
ここまでご紹介してきた人達は、それぞれビジネスとして営業しているため、よほどのことがない限り損得感情で動きます。しかしガチ個人の場合は損得勘定一切抜きにして感情だけで動いてくる可能性もあるので、注意したいところです。
【非合法含む】闇金の取り立てを止める方法
ここではヤミ金の取り立てを止める方法をご紹介していきます。
と言っても、借金経験もないような人たちが書いている記事とは一味違います。非合法な方法を含め、ヤミ金の取立てを止める方法を元多重債務者が色々考えてみました。確認していきましょう。
警察
まずは警察です。
いわゆるプロの金貸しの場合は警察を呼んでも無駄だと言ったり、実際に無駄に終わるケースもあります。ただしガチ個人や半グレ関係など、感情的に「取り立てはもういいから相手をボコボコにしてやろう」と思うような人たちの場合は一定の効果を発揮します。
例えば資金回収のルールに反してぶん殴られてしまったり、さらわれそうな場合には、110番通報が有効です。
ココがポイント
闇金がよく使う言葉ナンバーワンの「民事不介入」というのはあくまでもお金の貸し借りに関することだけです。
つまり、ぶん殴られた！鼻血が出た！さらわれそうになっている！といった場合は、それはもうお金の貸し借りの話ではないのです。普通に迷惑防止条例違反や暴行で警察を呼んでもいい案件もあります。
恐喝罪（刑法249条）
脅迫罪（刑法222条）
暴行罪（刑法208条）
強要罪（刑法223条）
過失致傷（刑法209条）
傷害罪（刑法204条）
家族、職場への取立の禁止（貸金業法21条）
衣服を掴んだだけでも暴行罪が成立した事例あり。実際に接触していなくても、脅しがあったり驚かせる目的であったり、負傷する危険のある発言であれば、暴行罪が認められる場合もあります。
反社
非現実的な方法のため、決しておすすめはできませんが、反社会的勢力の人達に借金の帳消しを依頼したという事例もあります。
実際にそんなドラマみたいな話があるのか？という話ですが、管理人が見聞きしてきた中では、今までに何件かそういった話を見聞きしました。
関係性が一番近かったのは昔バイトしていた居酒屋のオーナーです。
ただしこれは非常にリスキーな方法です。
あとから報復される可能性もあります。また依頼した人から「今度は頼み事を聞いてやったんだから〇〇しろよ」と無理難題を吹っかけられる可能性もあるでしょう。
また最近は法律が厳しいので、反社に依頼した人も一緒に様々な法律違反で逮捕される可能性もあります。
法務省によって、「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針」が取り決められており、就業規則において、反社会勢力との関わりを禁止し、違反した場合の懲戒規定とともに定めることを要請している企業がほとんどです。
したがって、反社と関わりがあることが会社にバレてしまった場合、懲戒解雇されてしまう恐れがあります。
地元の有力者
地元の有力者にお願いする方法もあるでしょう。世の中メビウスの輪のように色々な所と色々な繋がり方をしています。
そのため、一般的な金融業者ではなく闇金から借りてしまった場合は、地元の有力者のツテを使って何とかしてもらう方法もあります。
しかしこれもお金以上に大切なものを失う可能性があるので、注意してください。と言うか、こういったルートは使わないに越したことはありません。
地元の弁護士（借金は専門外）
弁護士にも色々あります。
元・多重債務者・ヨシノの解説
特に地元や地方で営業している場合はヤミ金のことを全く理解していないケースもあります。そのため、弁護士が変に介入してしまったためにとんでもない報復を受けてしまったというケースもあります。
【おすすめ】闇金に強い司法書士
結論として、闇金に強い司法書士を入れるのが最も有効です。闇金に強い先生は今回ご紹介したような闇金の運営元の分類もよく理解しています。
またヤミ金専門の先生は様々なルートやパイプを持っています。中にはヤミ金業者が「この先生だったら交渉条件を飲んでも良い」とホワイトリストに認定しているケースもあるほどです。
そのため、闇金の対策は基本的に司法書士の先生にお願いするとよいでしょう。
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| 2023年10月19日 監修者 | ||
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所属 | 司法書士法人 永田町事務所 |
| 氏名 | 加陽 麻里布司法書士 | |
| 登録番号 | 東京司法書士会 第7945号 | |
| 専門 | 債務整理,会社法人登記,動産・債権譲渡登記 | |
| URL | https://asanagi.co.jp/ |
