ソフト闇金の口コミまとめ｜サクラ＆実際の口コミ＆利用してしまった場合の対処法まで

「ソフト闇金」・・・一見するとこの口当たりのいい言葉に騙されがちですが、一度ここからお金を借りてしまうと、法外な高利息と過酷な取り立てが待っています。

たいへん危険な存在です。

この記事では、そんなソフト闇金の危険性を、口コミの事例とそこから浮かび上がる実状を読み解きつつ、解説していきます。

そして、ソフト闇金の問題を解決するためには、闇金や違法金融に特化した司法書士事務所に相談・依頼することがおすすめであることを説明していきます。

今、お金に困っていて、ワラにもすがりたい思いの方こそ、ぜひこの記事を最後までお読みください。

【大前提】ソフト闇金は違法業者であり大変危険です

ここでは、ソフト闇金について深堀りしていきます。

そもそもソフト闇金とは、一体どのようなものなのか、ソフト闇金がなぜ危険なのかについて、3つのポイントに着目して説明していきます。

ポイント１．ソフト闇金は新型闇金の一種です

ソフト闇金という言葉を初めて聞いたという方もいるかもしれません。

そもそも闇金とは、違法な貸金業を行っている業者のことを指しますが、その中でも「ソフト闇金」は新型の闇金を指します。

ちょっと前まで闇金は闇金でしたし、ソフト闇金みたいな中間的なものはなかったんですけども、昨今の多様性の関係でこうした業者が出てきたのかもしれません。そんなわけあるか。

ソフト闇金の特徴は、名前の通りに「ソフト」。すなわち穏やか、柔らかな印象を演出してきているということです。

しかし、それがすべて偽りの姿。本当の危険性は皆さんが想像する以上に深刻です。

ポイント２．対応がソフトなのは借りる前まで

ソフト闇金が危険な理由の一つは、その「ソフト」な対応はあくまで借りる前までであるという点です。

初めのうちは優しく誠実そうな対応をしてくれるので、ついつい信用してしまいます。しかし、一度借金ができてしまうと、そこからは闇金の本性が剥き出しです。

返済が滞れば、恐ろしいほどに恐喝的な取り立てが始まります。普通の闇金ですらやり得ないような過酷な手段を使い、借りた本人はもちろん、その家族までをも巻き込むのです。

というか基本的にソフト闇金というのはもともと闇金業者がハードな取り立てや極悪非道な行いをすることで「お客さんが離れて行ったこと」に端を発していると考えられ、このようなハードな路線では売れない！と考えた悪い人たちが「じゃあソフトの闇金という形で売り出したらどうか」みたいな営業会議をして発生してきたものと考えてもよさそうです。

つまり広告やマーケティングの分野で「頭のいい人」が闇金界隈にいたということですね。知らんけど。

ポイント３．公式サイトやSNSが可愛いので騙される人続出

さらに、ソフト闇金が危険な理由の一つに、その見た目が挙げられます。

公式サイトやSNSは可愛らしく穏やかにデザインされ、内容もまるで正規の貸金業者のように見えます。そのため、知らず知らずのうちに借りてしまう方が後を絶ちません。

しかし、正規の貸金業者だと思っていたら大間違いです。これらは全て偽装であり、実態は違法な闇金業者なのです。

このように、見た目だけで「これだったらきっと正規の貸金業者なんだろうなあ」などと判断してしまうと、大変な目に遭ってしまうことがあります。

これ結構重要なポイントなので、頭に叩き込んで帰っていただきたい。

ソフト闇金はそもそも闇金が通常持たない

• 公式サイト
• SNS
• 受付用LINE

といった令和時代の集客三種の神器のようなものを持っており、それぞれがめちゃんこ予算をかけて現代風のエモい感じのサイトにしているという話があります。

公式サイトなんてもう、明らかに100万以上製作費用をかけてるだろこれ、みたいな、テンプレートどころか完全フルスクラッチで作っているサイトも多いんですよ。マジでこれが、下手な地元の信金さんとかよりホームページしっかりしてるイメージ。

正規の貸金業者と同じくらいの見栄えなので、闇金業者と正規の貸金業者の区別がついていない人からすれば「ブラックOKで貸してくれるなら多少怪しいところでも、、ホームページがしっかりしているから大丈夫かな？♪」みたいな感じで申し込んでしまう可能性もあると言えるのです。

皆さんもくれぐれもお気をつけください。

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【騙されないで】ソフト闇金の良い口コミでよくある投稿まとめ

ネットやSNSでは、ソフト闇金に関するポジティブな口コミが見受けられます。

しかし、その内容を鵜呑みにすることは絶対に避けましょう。ソフト闇金の良い口コミで良く見かける投稿例を、その実情とともにご紹介していきます。

ブラック状態だけど借りられて助かった！

そりゃそうですよね。違法業者ですから。

個人信用情報機関に対して貸金業者が通常行う個人信用情報の情報照会請求を行うこともできませんし、そもそもブラックかどうかなんて、業者側からすれば判定ができない話でもあります。

ということで、闇金あるあるなのですが・・・ブラック状態だけど借りられて助かった！というお客様の声がだいたいどの業者にも掲載されています。

さらにこの手の口コミがSNS上で掲載されるケースはあまり多くなく、だいたいそれぞれの業者の公式サイトにある「お客様の声」とか「喜びの声」あたりに掲載されているケースが多いのです。

対応がとても丁寧で安心できた

「担当者の対応が丁寧で、安心して利用することができた」といった口コミも多数確認できます。そんなわけなくて草。

これらは、ソフト闇金の"ソフト"な対応を強調するための投稿と思われます。

しかし、繰り返しになりますが「ソフト」な対応はあくまでお金を借りるところまで。特に返済が滞るようなことがあれば、その態度は豹変します。

絶対に油断は禁物ですし、そもそもソフト闇金は先ほどもちょろっとご紹介した通り、昔ながらのハードかつアングラなイメージの闇金業態を払拭して「うまいこと客引きをしよう」としている業者が演出している雰囲気でもあるため、そりゃ対応は丁寧なんですよね。

ただし話をよくよく聞いてみると敬語がどこかちょっとおかしかったり、親身になって相談に乗ってくれているような雰囲気を出しているものの、話の流れを整理すると極悪非道＆とんでもないことを言っていたりするので、油断は絶対にしてはいけません。

何度も返済していたら信用がついて何十万も借りられた

「信用がついたら大金を借りることも可能」といった口コミも存在します。

そうなんですよね。これも闇金から借りようとしてちょっと情報を調べた人だとか、過去に何度か闇金を使ったことある人からすれば「めちゃくちゃ魅力的に映る話」なんですよね。

というのも通常の貸金業者は審査に通過すると、結構な金額の枠がつくんですよ。だいたい最低でもカードローンであれば10万円から枠がつきますし、クレジットカードでも「温情枠」と言って5万円からS枠がつくケースも多いでしょう。

あ、そうそう。地方にあるローカル街金ね。この辺もまあ大手に比べると資金力とか規模の問題でそんなに大きな枠はつきませんが、正規業者なら初回3万円とか5万円くらいまでは審査に通ると思うんですよ。

かたや闇金は最初から借りられる金額がかなり限られていて、さらに「先引き」と言って初回利息も引かれちゃいますから、実際手元に入ってくる金額なんですずめの涙だったりします。マジです。

ただ、ここから話が変わってきます。正規の業者であれば大体どの業者もある程度信用がついてくると、一気に10万とか30万とか、大手さんになってくると「ある日突然100万の枠がついた」とか、結構な枠になるんですよ。真面目に返済していれば。

まあ確かに個人信用情報機関への問い合わせもできないし、正規業者がどこも相手にしてくれない客層を相手にするわけですから、闇金業者の気持ちも（わかっちゃいけないけど）わかったりするところもあったりなかったり。

＃どっちだ

そもそも闇金に関しては何回も返済するというのが「利息が高すぎて難しい」という話もあるんですけれども、とにかく「何回も返済していたら信用がついて最終的に何十万も借りられた」というのは闇金業界におけるSSR的な存在であり「そんなことができるんだったら是非お取引したい」と思う人が出てくるのも当然のことなのです。

【現実】ソフト闇金の悪い口コミでよくある投稿まとめ

一方、ソフト闇金に関する悪い口コミも数多くみられます。そのような悪い口コミが示す事例は、まさにソフト闇金の実態を伝えるものと言えるでしょう。

以下にまとめましたので、見ていくことにしましょう。

取り立ては闇金よりもハードだった

当然といえば当然です。

ソフト闇金なんてただ単純に客引きがソフトなだけであって、取り立ては当然違法業者ですからオールドファッションな闇金同等、あるいはそれ以上の内容になることが予想されます。

特にうちのサイトにタレコミが入っているのは闇金よりも極悪非道な取り立てをしたり、取り返しのつかないような方法で金を取り返そうとするケースが多いという話です。利息についてもその辺の闇金より全然高いというケースが多いので、注意してください。

全く話が通じず会社にも嫌がらせをされた

また「返済が遅れると以前の対応が嘘だったかのように取り立てが始まり、話し合いも通じず、勤務先にまで嫌がらせが行われた」という口コミも散見されます。

ソフト闇金の本性を露わにした恐ろしい事例ですが、これも全くの与太話というわけではないので現実味がある話として受け取っていただいた方がよろしいでしょう。

他のソフト闇金から借りて返せと恫喝された

さらに「返済が難しくなると、他のソフト闇金に借りてでも返すように恫喝された」という口コミもあります。これも普通の貸金業者はまずやらない取り立ての方法です。

まあ一部のガサガサした感じの地方の信販会社とかローカルな街金屋さんとかだと、債務者との話の中で売り言葉に買い言葉みたいな感じで「他から借りてでも返せ」とかついつい口をついて出ちゃうケースもあるんですけど、ソフト闇金の場合は最初から大真面目に他のソフト闇金から借りて返せと言ってきたりします。

しかもめちゃくちゃ極悪非道なことに、だいたいこの場合は具体的なソフト闇金名を紹介されることになります。

お察しの通りソフト闇金の系列店舗から借りてこいという話です、これは。んで、あまりの圧力に屈して他のソフト闇金から借りて返してしまうと今度は数日後に「いま返済が滞っているソフト闇金」と「新規に借りてしまった系列のソフト闇金」からのダブルの督促を受けることになり非常に具合が悪い話になってきます。

【議題】ソフト闇金は違法なの？

ソフト闇金というその名前の響きや、彼らのサイトやSNSのデザインの穏当さなどのせいで、一見するとソフト闇金は正当な貸金業者のように思えます。

しかし、実際のところはどうなのでしょうか。

ここでは、ソフト闇金が違法業者であることを理解し、その違法性について深く考えてみることを目指しています。

結論：違法です

まず断言しますが、ソフト闇金は違法業者です。

この「ソフト」と名に誤魔化されがちですが、お金を必要とする側としては強く警戒しましょう。

そして、以下で述べていくように、ソフト闇金が違法である要素は幾つも存在します。

違法性①貸金業無登録業者であること

当たり前といえば当たり前ですが、ソフト闇金は通常の闇金同様に貸金業など一切考慮せず営業しています。つまり貸金業における無登録業者ということですね。

貸金業における無登録業者ということはどういうことかというと、違法金融業者であり、闇金と何ら変わりのない存在ということです。

違法性②利息制限法を大幅に超える暴利

利息制限法という言葉があります。利息制限法の詳細を説明してしまうとそれだけで記事が一本書けるのでここでは割愛しますが、簡単に言ってしまえば「どんなに高くても年間20%以上の利息を徴収しちゃいけないよ」という話なんですよ。

で、ソフト闇金がどのくらいの利息を徴収しているかというと、これまた7日サイクルとか30日サイクルとか独特なサイクルがあるので年利に厳密に換算していかなきゃいけない話になるでしょう。

これも記事が2本か3本かけちゃうので割愛しますけれども、だいたい年間利息に換算すると1,000%を余裕で超えます。

1万円借りたら1年間で元利合わせて101万返さないといけない話になります。無謀で草も生えません。

違法性③暴力的かつ危険な取り立て

ソフト闇金はオールドファッションな闇金業者が行わないような「一線を超えた」とか「取り返しがつかないような」と形容される取り立てを行う傾向にもあります。

例えば「金が返せないなら内臓をXXXして返せ」という脅し文句が昔よくありましたが、こういうことを言うと最近は即座にポリスメン（警察）がやってきてサムバディトゥナイ（逮捕）されますので、闇金業者もなかなかこんなこと言いません。

が、しかし。令和のソフト闇金は内臓ではありませんが「銀行口座」を売って金を作れ！みたいな、平気で犯罪行為に巻き込むようなことを言います。

それもかなり大真面目かつガチのトーンで詰めてくるため、知らず知らずのうちにソフト闇金を使ったことで警察のご厄介になったり、今後一生涯にわたって銀行口座が作れなくなるようなハンデを負ってしまうケースもあるのです。

ソフト闇金がよく行う取り立て方法まとめ

その名に反して過酷と言われるソフト闇金による取り立て。

では、具体的にどのような取り立てが行われるのでしょうか？この疑問に対する答えを以下にまとめてみました。

①鬼電

債務者の電話に非常に多くの着信を送りつけ、ストレスを与えます。一日に何十回、何百回という着信があり、精神的に追い詰められます。

普通に電話を使うことさえままなりませんし、機内モードにして逃げようとしたら今度は鬼LINEが来るので結果的に逃げられません。

あと機内モードにしていると仕事やプライベートの電話も受けられなくなるので、実質的には逃げ方が存在しない取り立て手法というわけです。

②鬼LINE

LINEのメッセージを何度も送りつけて威嚇します。借金返済を強要し、恫喝的なメッセージを送信してくる傾向にあります。

これに関しては昔のガラケー時代から1日200通でも200通でも「iモードメール」などを送ってくる闇金業者がいたので、オールドスタイルの闇金業者も行う話なのですが・・・ソフト闇金は特に最近「LINE完結融資」といってLINEだけで申し込み受付から貸付と回収まで行うケースもあるため、鳴り止まないLINEの通知に怯えることもあるでしょう。

③勤務先への鬼電または脅迫

債務者の職場に電話をかけ、取り立ての内容を周囲に知られるような恫喝を行います。これにより、社会生活が困難になる被害が生じます。

職場での人間関係に悪影響を及ぼしかねませんし、最悪の場合、職場から退職を促される可能性も否定できません。もっと言うと闇金業者も確かに会社に突撃してどうのこうのやったりするのですが、ソフト闇金の場合はもっと効果的かつ効率的に債務者の会社を攻撃します。

タチが悪いことこの上ないです。

④SNSでの晒し行為

債務者の情報をSNSで公開し、社会的信用を失墜させます。これにより個人の名誉が毀損され、社会生活に深刻な影響を及ぼす事例も報告されています。

より悪質なケースでは、SNSなどに恥ずかしい写真をばら撒かれる、といった事例も。

⑤告発サイトへの虚偽の投稿

告発サイトに虚偽の投稿をばらまかれる可能性もあります。

具体的には「こいつは寸借詐欺なので注意してください」とか「長年の友人関係を裏切って金を持って飛びました」とか、そんなウソ8,000の話とともに個人情報までばらまかれるので、社会的に今後非常に生活しづらくなるものでもあります。

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ソフト闇金利用で逮捕されるリスクがあるってマジ？理由まとめ

ソフト闇金利用で逮捕されるリスクがあるって話。

本当でしょうか？結論としては残念ながら本当です。理由をまとめて紹介していきます。

【危険】口座売買に加担させることがあるから

しかし、言うまでもなくこれは完全に違法な行為です。

まず銀行の口座売買自体が、犯罪収益移転防止法違反などの罪に問われ、また、口座売買は詐欺などの犯罪行為への加担へと容易に繋がります。

その結果、なんの罪もないはずの借り手が、犯罪者として警察に連行される事態に陥ることがある、というわけです。

闇バイトに応募させるケースがあるから

ソフト闇金業者はだいたいどこの業者も半グレとか反社会的勢力とか、そういった犯罪組織とつながりがあります。

これももちろん違法行為であり、応募させられた方は犯罪行為に加担する形になり、これが原因で逮捕される事態も十分に考えられます。

自身の口座を勝手に返済先口座に設定されることがあるから

これが一番恐ろしい理由のひとつです。

これにより、実際には何もしていない借り手が、事実上、闇金業者の「片棒担ぎ要因」として利用されるのです。

ソフト闇金の取り立ては警察じゃ太刀打ちできないってマジ？理由まとめ

ソフト闇金から借りたお金の取り立てが始まってしまった場合、警察へ相談しても対処が困難なことがあるというのも事実です。

その理由について詳しくご紹介します。

理由１．民事不介入の原則があるから

まず大原則として警察には民事不介入の原則があります。よく耳にするワードですね、民事不介入。

つまり民事領域の揉め事は中立の立場を保ち、片方から話を聞いただけで行動を起こしてはならないよ、という話なのですが、闇金業者に関してはあくまでも個人的に金を貸し付けているという建前で営業しているという状態が続いています。

警察としてもすぐさま闇金業者=逮捕とは動けないのが現状です。

ということで「金を返せ」とLINEでめちゃめちゃ詰められていたり電話で鬼のようにキレられていたとしても、警察が即座に介入してくれるわけではないということです。

理由２．業者の足取りがつかめず即座に逮捕できないから

ソフト闇金に特に顕著な傾向なのですが、業者の足取りがつかめずどこにいるかわからないから即座に逮捕もできないし、行動を起こすこともできないというケースがあります。

だいたいの場合は警察に通報しても「業者がどこにいるか所在地が不明だから、そもそもうちの警察とか管轄かどうかもわからないし、基本的に闇金業者で支払いの義務がないなら無視すればいいんじゃないですか？」とか「何か事件が起こったからまた来てください」とか、そういう対応をされるケースの方が多いでしょう。

理由３．ソフト闇金自体が理論武装をしているから

一番厄介なのがこれです。ソフト闇金自体に最近、結構頭の切れる人も多くなってきており、理論武装の度合いが強いケースが増えてきています。

そもそも闇金業者は全般的に警察だったり行政だったりと、そういった「お役所関係」のところから「おたくは闇金だろう」と言われるのを織り込み済みで営業しているもの。

警察が来たからと言ってホイホイ債権放棄などしていたら、その闇金が「上司」からぶっ飛ばされる可能性も高いと言えます。

ソフト闇金からの借金は債務整理可能？

ソフト闇金から借りたお金は、一般的な借金とは異なります。

そもそも債権債務関係が法的に立証できるかといえば必ずしもそうではなく（というかそうする必要がなく）、結果的に「債権債務関係が立証できないのに債務整理など可能なのか」という、かなり哲学的な話になってきます。

ここではソフト闇金からの借金が債務整理可能なのかについて、詳しく・わかりやすく解説していくことにしましょう。

①結論としては不可能

すみません。結論としては債務整理不可能です。

先ほどもちょろっと述べた通り闇金からの借金は不法原因給付という民法上の座組に該当するため、そもそも整理する債務がないという言い分がまかり通ります。

もっと厳密なことを言うと、そもそも債務整理は債務が存在することをきちんと認めた上で返済の方法を債権者に直接任意で交渉（任意整理）したり、減免措置を取ってもらえないかと裁判所にお願いしたりする（個人再生・自己破産）方法となります。

よって不法原因給付に関しては債務として認めるのはまずいですし、そもそも法的に認められないという話もあるので、債務整理が不可能という話になるのです。

②自己破産でも免責されない

自己破産とは、自身が所持しているほぼ全ての財産を売却して借金を返し、それでも返せない借金については（非免責債権を除き）法律で免除される制度です。

普通に考えてソフト闇金からの借り入れは不法原因給付ですから、自己破産の土俵にも上がりません。さらに言えばソフト闇金も自己破産されたからと言って取り立てを諦めるような「タマ」ではないので、結果的に取り立ては止まらないのです。

③通常の債務整理対応の事務所では歯が立たないケースも多い

勘のいい方ならすでにお気づきかと思いますが、通常の正規貸金業者に対して行うのが債務整理であって、闇金業者に対して「取り立てを停止するように交渉する」行為全般は違法金融対応などと呼ばれるため、座組が異なる段取りとなります。

ということで「債務整理に強い」とか「借金問題に強い」とPRしている弁護士事務所や司法書士事務所では、なかなか闇金業者には対応できないケースもあるのです。

実際、いくつか借金問題に強い法律事務所や司法書士事務所のホームページを確認してみたところ・・・やはり申し込みや相談の段階で「闇金業者に関する事案は受付ができない」と書いてあったりすることが多く、このことからも通常の債務整理対応の事務所では歯が立たないケースが多いと思っていただいてよろしいでしょう。

ソフト闇金にきちんと対応できる専門家の特徴まとめ

それでは、そんなソフト闇金問題に対応できる専門家には一体どのような特徴があるのでしょうか。

詳しく解説していきましょう。

①弁護士

弁護士は一般的に法的な代理人として、闇金業者との交渉などを行うことが可能です。

しかしながら、先に述べた通り一般的な弁護士では闇金問題に対応することが難しいことが多いため、注意が必要です。

闇金問題への対応実績が豊富な弁護士を探すことが大切と言えます。

②司法書士

続いて選択肢に上がってくるのが認定司法書士として活躍されている債務整理や140万円以下の訴訟案件に対応できる司法書士の先生方です。

例えばプロミスだとかアコムだとか、そういった正規の貸金業者に対する債務整理には実績をお持ちという事務所も最近はかなり多くなってきています。

しかしながら債務整理に強い司法書士=闇金問題特化では必ずしもないため、問題がソフト闇金に関するものだと、完璧な対応は難しいと言わざるを得ません。

③闇金&違法金融特化の司法書士事務所

ソフト闇金の問題解決のためには、闇金や違法金融問題に特化した司法書士事務所が一番おすすめと言えるでしょう。

そうです。債務整理や借金問題の解決にも知見・ノウハウがあり、実績を持っていることに加えて違法金融への交渉術も持ち合わせている事務所です。

じゃあそういった事務所をどう探せばいいのかという話になってくるのですが、基本的にはうちのサイトでご紹介している闇金や違法金融対応特化の司法書士事務所ならまず、相談に乗ってくれます。

しかも闇金被害にあっているということはお金がないという話なんですが、この辺りもきちんと斟酌してくれているため、相談料無料の事務所が多いです。

まとめ

この記事を通じて伝えたかったこと、それは「ソフト闇金は絶対に利用してはいけない」ということです。

名前はソフトでも、手口は極めてハード。きらびやかな外見や一見優しい対応に目を奪われ、手を出してしまう人が後を絶たないようです。

しかし、その裏側で行われているのは違法な融資と恐怖の取り立て。幾ら困っていても、このような業者に助けを求めることは自らを危険に晒す行為に他ならないのです。

基本的にソフト闇金の口コミにはいいものと悪いものが両極端、というのが現在の情勢ですが、良いものに関してはほぼほぼステマだと思ってください。

悪いものに関しては全てが実際の体験談や口コミとは言いませんが、かなりの割合でガチの被害にあっている人からの報告や口コミと思っていただいてよろしいでしょう。

結論から言えば、ソフト闇金を使ってしまった場合は違法金融対応に特化している司法書士事務所に相談し、悪質な取り立てをやめてくれるように粘り強く交渉してもらうのが良いでしょうね。

多くの場合、ソフト闇金もビジネスセンスがありますので司法書士が介入した案件については「深追いすると損する」と判断し、比較的手を引いてくれるイメージがあります。

当サイトでは、債務整理全般に強い司法書士・弁護士事務所だけでなく、闇金問題に強い司法書士・弁護士事務所に関する情報もご用意しています。

もちろん、闇金と正規の貸金業者のダブルで支払いに困っているというケースでも相談できるでしょう。どうせ相談する決心を固めるなら最初からワンストップで対応できる事務所に相談を持って行くのがコツです。

こういった事務所に関する情報も是非チェックしてみてください。

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