
借金問題で悩んでいる方々にとって、個人再生は一つの有力な選択肢となります。しかし、その仕組みや手続きについて正確に理解している人は意外と少ないのが現状です。
ここでは、個人再生の基本的な仕組みから、そのメリット・デメリット、具体的な手続きの流れまでを、できるだけわかりやすく解説していきます。借金問題でお困りの方々にとって、個人再生が本当に適切な選択肢なのかを判断する一助となれば幸いです。

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【素人向け】個人再生の基本とは?借金チャラになるの?
「個人再生って借金が全部チャラになるんでしょ?」よく聞かれる質問ですが、残念ながらそれは誤解です。

個人再生の仕組みをしっかり理解して、正しい判断をしていきましょう。
借金が全部チャラになるってホント?
個人再生では、借金が全額チャラになるわけではありません。ただし、債務総額の最大で80%程度が減額される可能性があります。
つまり極端に言えば100万円の借金があった場合、20万円まで減額される可能性があるということです。
残りの債務については、3〜5年で分割返済することになります。例えば、減額後の債務が20万円だった場合、5年で返済するなら月々約3,300円の返済で済むことになります。これなら何とかなりそうな気がしてきませんか?
個人再生の基本的な仕組み
個人再生は、裁判所を通じて債権者と交渉し、債務の一部を減額する手続きです。対象となるのは、住宅ローン以外の債務総額が5,000万円以下の人です。
重要なポイントは、安定した収入があることが条件となる点です。なぜなら、減額後の債務を確実に返済できる見込みがないと、裁判所が個人再生を認めてくれないから。ここは覚えておきましょう。
よくある誤解&疑問
個人再生は自己破産とは異なり、財産を手放す必要はありません。自宅や車、貯金などの財産は申告さえすればそのまま保持できるのが大きな特徴です(=別除権規定)。
ただし、手続き中は新規借入れが困難になる可能性が高いです。これを「喪中」と呼びます。新たな借金ができないのは辛いかもしれませんが、借金問題から抜け出すためには必要な期間だと捉えましょう。
借金について司法書士に0円で相談してみる>個人再生で得られるメリットって?
個人再生には、借金問題に悩む人々にとって魅力的なメリットがいくつかあります。具体的にどんなメリットがあるのか、見ていきましょう。

借金が大幅に減額されるので返済負担が軽くなる
先ほども触れましたが、個人再生では債務総額の最大80%程度まで減額される可能性があります。これで月々の返済額が大幅に減少し、生活の立て直しが図れるようになります。
例えば、毎月10万円の返済に追われていた人が、2万円程度の返済で済むようになれば、残りの8万円を生活費や将来への備えに回せるようになります。これは大きな変化といえるでしょう。
自宅を手放さずに済む可能性が高い
個人再生の大きな特徴として、住宅ローンの特則を利用すれば、自宅を維持したまま債務整理が可能な点が挙げられます。自己破産と異なり、持ち家を手放す必要がない場合が多いのです。

家族のためにも、自分自身のためにも、住み慣れた家に住み続けられることの意味は大きいでしょう。住宅ローン以外の借金を整理しつつ、マイホームを守れるのは個人再生の大きな魅力といえます。
【朗報】信用回復のチャンスが早い
個人再生は自己破産よりも信用回復が早いとされています。具体的には、手続き終了後、約3年程度で新規借入れが可能になるケースもあります。
これは、将来的に住宅ローンを組みたい人や、事業を再開したい人にとっては非常に重要なポイントです。3年後には新たな人生のスタートを切れる可能性があるのです。

個人再生のデメリットは?
個人再生にはメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。これらのデメリットを十分に理解した上で、個人再生を選択するかどうかを判断する必要があります。

ブラックリスト入り不可避
個人再生を行うと、信用情報機関に事故情報が登録され、一定期間新規借入れが困難になります。この登録期間は再生計画終了後から5年程度とされています。
つまり、クレジットカードの作成や新規のローン契約が難しくなるわけです。ただし、これは借金問題から完全に抜け出すための必要な過程だと考えることもできます。
手続きが複雑&時間がかかる
個人再生は裁判所を通じた手続きのため、自己破産よりも時間と手間がかかります。通常、申立てから終結まで6ヶ月〜1年程度かかると見てよいでしょう。
この期間中は、様々な書類の準備や裁判所への出頭など、煩雑な手続きが続きます。ただ、この過程を経ることで、より確実に借金問題から抜け出せるのだと前向きに捉えましょう。
再生計画が認可されない可能性も
裁判所が再生計画を認可しないケースもあります。特に、収入が不安定な場合や、債務額が多すぎる場合などは認可されにくい傾向にあります。
全般的にこうしたリスクもメリットの裏側に存在するため、個人再生を検討する際は必ず弁護士か司法書士に相談することを強くおすすめします。

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個人再生の手続きの流れ&費用まとめ
個人再生の具体的な手続きの流れと、かかる費用について詳しく見ていきましょう。

手続きの複雑さや費用の面で躊躇する方も多いかもしれませんが、正確な情報を知ることで、より適切な判断ができるはずです。
個人再生の基本的な手続きの流れ
個人再生の手続きは、大きく分けて以下のような流れになります。
個人再生の流れ
- 弁護士や司法書士への相談
- 個人再生の申立て
- 保全処分の申立て(必要な場合)
- 再生計画案の作成
- 債権者集会
- 再生計画案の認可決定
- 再生計画の遂行
一連の手続きにかかる期間は、通常6ヶ月〜1年程度とされています。一見すると長い期間に感じるかもしれませんがこの過程を経ることで、ある意味で確実に借金問題から抜け出すことができるのです。
もちろん各段階で必要な書類の準備や、裁判所への出頭など、やるべきことは多岐にわたります。専門家の介入・サポートを受けながら、一つ一つ丁寧に進めていくことが大切です。
費用の相場はどのくらい?分割払いは可能?
個人再生にかかる費用は、主に弁護士や司法書士への依頼費用です。一般的な相場は30万円〜100万円程度とされています。一括で支払うのは困難という方も多いでしょう。
と、ここで朗報があります。最近では事務所さえしっかり選べば、分割払いに対応してもらえるケースも多いのです。
ポイント
費用面で躊躇している方は、まずは無料相談を利用してみるのもいいでしょう。専門家に相談することで、個人再生が本当に自分に適しているのかどうかを判断する材料が得られるはずです。
Q.他の債務整理方法と比べて実際どうよ?
個人再生は、他の債務整理方法と比べてどうなのでしょうか。ここでは主に自己破産との比較で考えてみましょう。
個人再生は自己破産よりも信用回復が早く、財産も維持できる可能性が高いのが大きな特徴です。自宅や車を手放さずに済む可能性が高いため、生活の質を大きく落とさずに債務整理ができるのです。
一方で、手続きが複雑で費用も高めなのがデメリットといえます。また、安定した収入がないと認められにくいという点も、自己破産とは異なります。
結局のところ、個人の状況に応じた選択が必要になってきます。借金の総額、収入の安定性、保有している財産など、様々な要素を総合的に判断して決める必要があるのです。

個人再生に関するよくある質問
個人再生について、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。これらの質問への回答を通じて、個人再生についての理解をさらに深めていただければと思います。
Q1: 個人再生中に転職はできるの?
転職自体は可能です。ただし、収入が大きく変わる場合は裁判所に報告する必要があります。安定した収入が個人再生の条件の一つなので、転職先での収入が不安定になる場合は注意が必要です。
再生計画の変更が必要になる可能性もあるので、転職を考えている場合は事前に弁護士や司法書士に相談しましょう。
Q2: 個人再生後にクレジットカードは作れる?
個人再生中および終了直後はクレジットカードの作成は困難です。しかし、再生計画を完了し、信用情報機関の記録が消えれば(通常5年程度)、クレジットカードを作ることは可能になります。
再生計画完了後、徐々に信用を回復していくことで、カード作成の可能性は高まっていきます。
Q3: 個人再生の手続き中に給料差押えはある?
個人再生の申立てを行い、保全処分が認められれば、手続き中の給料差押えは停止されます。
ただし、保全処分が認められるまでの間は差押えが続く可能性があります。早めに弁護士や司法書士に相談し、適切な対応を取ることが重要です。
Q4: 個人再生は誰にもバレずにできる?
完全に秘密裏に行うことは難しいです。債権者には通知が行きますし、勤務先に収入の証明を依頼する必要がある場合もあります。
また、官報にも氏名が記載されます。ただし、一般の人が日常的に官報を確認することはまずないので、周囲に知られる可能性は低いと言えるでしょう。
Q5: 個人再生中に新たな借金はできる?
原則として、個人再生中の新たな借金は避けるべきです。
注意ポイント
どうしても必要な場合は、必ず事前に担当の弁護士や司法書士に相談しましょう。
個人再生は複雑な手続きですが、正しい理解と適切な対応があれば、借金問題からの解放への有効な手段となります。不安な点があれば、専門家に相談することをおすすめします。
一つ一つの疑問を解消していくことで、より確実に個人再生を進めることができるでしょう。

まとめ
債務整理の中でも特に「個人再生」は、任意整理では決着がつかないような比較的大規模・高額な借金を負ってしまい、その解決に悩む人々にとって有力な選択肢の一つです。債務の大幅な減額が可能で、自宅などの財産を手放さずに済む可能性が高いという大きなメリットがあります。
一方で、手続きの複雑さや費用面でのハードルもあります。また、全ての借金がチャラになるわけではないという点も理解しておく必要があります。
個人再生を選択するかどうかは、個人の状況によって大きく異なります。まずは専門家に相談し、自分の状況を客観的に分析してもらうことが重要です。その上で、個人再生が本当に最適な選択肢なのかを慎重に判断していきましょう。
借金問題は一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けながら解決していくことをおすすめします。個人再生を通じて、新たな人生のスタートを切れる可能性があるのです。勇気を出して一歩を踏み出すことが、明るい未来への第一歩となるかもしれません。

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