闇金業者は年々手口が巧妙化し、最近では「ソフト闇金」と呼ばれる新手の違法金融業者が増えています。
中でも、丁寧な対応を装いながら、実は恐ろしい取り立てや法外な金利を請求してくる「ドラゴンローン」をご存じでしょうか。都内だけでも月間200件以上の被害相談が寄せられており、急速に被害が拡大中です。
今回は、ドラゴンローンの実態と具体的な対処法について解説します。すでに借り入れをしてしまった人も、諦める必要はありません。確実な解決方法がありますので、最後までご覧ください。

本来、闇金(ソフト・LINE闇金を含む)は貸金業法・出資法における刑罰の対象となりますが、捕まえづらく犯罪の線引きがつきにくいことから、警察は動いてくれる可能性が低いといえます!
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ソフト闇金ドラゴンローンって実際どんな業者なの?
ドラゴンローンは、闇金の中でも特に悪質な業者として有名です。SNSやインターネット広告を駆使して顧客を獲得し、返済不能に追い込んでいく巧妙な手口が問題視されています。
警察からの摘発を逃れるため、度々名称を変更しながら営業を続けているとされ、2022年には「ドラゴン」から「リュウ」「竜」などの類似名称に変更したそうです。
さらに最近では、全く異なる商号での営業も確認されているといいますから、注意しなければいけません。
ソフト闇金ドラゴンローンの会社情報
ソフト闇金ドラゴンローンの会社情報は、以下のとおりです。
業者名 | ソフト闇金ドラゴンローン |
---|---|
所在地 | 不明 |
電話番号 | 不明 |
貸金業許可の有無 | 不明(貸金業許可を持たない可能性が高い) |
ホームページURL | https://sy-dragonloan.com/ |
【実態】優しい対応で近づいてくる危険な闇金業者
ドラゴンローンの最初の対応は驚くほど丁寧です。「お客様」と呼びかけ、親身になって話を聞いてくれるため、頼れる印象を受けるでしょう。
融資額も最初は5万円程度と控えめです。「お困りのことがあれば何でも相談してください」「柔軟な返済プランを組ませていただきます」など、まるで正規の金融機関のような対応をしてきます。
ですが実際は、年利730%以上という目が飛び出るほど法外な金利設定。1日2%という表記で安く見せかけていますが、実際は年利2200%を超えるケースも報告されています。
普通の消費者金融の金利が18%程度だと考えると、絶句するほど高い数字です。最近では独自の専用アプリを使った融資も始めており、さらに被害が拡大する懸念が出ています。

なぜ「ソフト」と呼ばれているの?
LINEやメールでの連絡が中心で、暴力的な言葉は使いません。
担当者は「カウンセラー」や「アドバイザー」と名乗り、借り手の生活状況にも気遣いを見せます。
ですが返済が滞ると、突如として本性を表すのが特徴。優しかった担当者が豹変し、執拗な取り立てが始まります。
「今まで親切にしてきたのに、なぜ約束を守れないんですか?」「信頼関係を裏切られて残念です」といった心理的な攻撃から始まり、徐々に取り立てがエスカレートしていくのです。
返済システムの罠と危険性
返済システムにも大きな問題があります。1週間で4割3分という途方もない利息を要求してきます。当然のことながら、違法な水準を遥かに超えた利息額です。
給料日まで待ってもらえると思って借りたものの、実は1週間以内の返済を求められ、慌てふためくケースが後を絶ちません。
さらに悪質なのが、完済を意図的に妨害する手口です。
注意ポイント
延滞すれば追加の利息が発生し、借金は雪だるま式に増えていくのです。「今回は特別に」と称して分割払いを持ちかけ、さらに金利を上乗せしてくることもあります。結果として、当初の借入額の3倍以上の支払いを強いられるケースも珍しくありません。
最近では、スマートフォンの位置情報を常時把握できるアプリをインストールさせ、行動を監視するような手口も取るなどやりたい放題です。第三者が位置情報を常時取得するというのは明らかなプライバシーの侵害のため、深刻な問題となっています。
今すぐライタス綜合事務所に無料相談してみる【悲報】ドラゴンローンの被害が急増中!その実態とは?
警察や消費者センターには、日々ドラゴンローンから受けた新たな被害相談が寄せられています。2023年に入ってからは相談件数が急増し、被害総額も膨大な金額に上っているのだそうです。
取り立ての手口がエグすぎる
まず勤務先や緊急連絡先に取り立ての電話をかけてきて、「借金の保証人になっている」「詐欺に加担している」などと虚偽の内容を伝え、社会的信用を失わせようとします。職場に闇金業者から電話がかかってくるという状況だけで解雇されるケースも少なくありません。
最近では職場のSNSアカウントに対しても嫌がらせのコメントを投稿するなど、新たな手口も確認されています。
家族にまで取り立ての手が及ぶと、家庭崩壊に発展することも珍しくありません。配偶者や両親に事実と異なる話をして、借り手を追い詰めていきます。「旦那さんが風俗で作った借金です」「お子さんが違法な仕事に手を出しています」といった虚偽の情報を流し、家族間の信頼関係を破壊する手口も報告されているのです。

他のソフト闇金と繋がっている?
実はドラゴンローンは、単独で活動しているわけではありません。複数のソフト闇金が緊密に連携し、借り手を紹介し合うネットワークを構築しています。
警察の調査では、少なくとも50社以上の闇金業者が同一のネットワークに属していることが判明しており、グループ全体での被害総額は推定で年間100億円を超えるといいますから驚きです。
返済できず困っている人には「新規融資を紹介する」と持ちかけ、別の闇金を紹介します。紹介を受け入れたが最後、結果として借金の総額が増え、さらなる返済困難に陥るという悪循環に巻き込まれてしまうのです。
注意
被害者の特徴と狙われやすい人
主なターゲットは、消費者金融で融資を断られ続けた人です。収入証明が提出できない人や、他社の借入れが多い人なども狙われやすい傾向にあります。特に非正規雇用者や、コロナ禍で収入が減少した個人事業主が狙われやすいことが統計からも明白です。
近年は若者や専業主婦、女性を狙った性的被害も発生しています。
注意ポイント
また最近では、SNSで副業情報を探している若者も標的にしているそうです。「簡単な在宅ワーク」と称して接触し、前払い金や保証金名目でローンを組ませるケースも多発しています。

【重要】違法性の根拠と法的な問題点は?
ドラゴンローンの営業行為は、複数の法律に違反しているため、借り手は必ずしも全額返済する必要はありません。むしろ、毅然とした対応をとることが解決への近道となります。
法的な観点から見ると、ドラゴンローンの行為は刑事罰の対象となる重大な違法行為の集積といっても過言ではないでしょう。
貸金業法違反の実態
そもそもドラゴンローンは貸金業の登録を受けていない無登録業者です。つまり、貸金業法違反に該当します。さらに、法定上限である年20%を大幅に超える金利での貸付も、出資法違反です。違法な取り立ても刑事罰の対象となります。
犯罪に巻き込まれるリスク
深刻なのが、違法薬物の運び屋や特殊詐欺の出し子を強要されるケースです。「借金を帳消しにする」と持ちかけ、犯罪に加担させようとします。一度こうした違法行為に手を染めてしまうと、新たな脅しの材料とされ、さらなる犯罪への加担を強要されることになりかねません。
銀行口座やスマートフォンの譲渡を要求されることもあります。応じる必要は一切ありませんが、押し切られて応じてしまうと新たな犯罪に利用される可能性が高いです。
返済義務は本当にあるの?
法律上、無登録業者による違法な高金利での貸付は無効です。つまり、利息はもちろん、元金についても返済義務はありません。
それどころか、過払い金の返還請求が可能です。最高裁判所も、こうした違法な貸付けについては「不法原因給付」として、返済義務を否定する判断を示しています。
すでに返済してしまった分についても、弁護士や司法書士に依頼することで取り戻せる可能性があることを知っておきましょう。

【対処法】被害に遭ってしまったらどうする?
もしドラゴンローンの被害に遭ってしまった場合は、諦めずに行動を起こすことが重要です。適切な対応を取れば、必ず解決への道は開けます。一人で抱え込まず、まずは専門家に相談することが大切です。
まずは証拠を残すことが重要
取り立ての証拠は必ず保全しましょう。警察への相談時に重要な証拠となります。
ポイント
こうした証拠があれば、警察や弁護士への相談時に、被害内容がより具体的に明らかとなり、対応もこまやかに受けられます。特に取り立ての証拠は、警察が動く重要なきっかけとなるでしょう。

専門家への相談は必須
弁護士や司法書士に相談すると、取り立ては即日停止できます。闇金対応の実績がある事務所なら、対応のノウハウも豊富です。弁護士費用が捻出できない場合は、分割払いや法テラスの活用を検討してください。
弁護士が介入すれば、業者からの取り立ては法的に止めることができます。弁護士に委任した時点で、業者が直接借り手に連絡することは弁護士法違反となるためです。さらに、取り戻せる可能性のある返済金の回収まで依頼すれば、被害の回復も期待できます。
警察への相談のポイント
警察の生活安全課にまずは相談しましょう。被害届の提出を促されたら出しておくと効果的です。緊急時や身の危険を感じた場合は、躊躇せず110番通報をしましょう。警察は被害者の味方です。
近年は警察も積極的に動いており、ソフト闇金の摘発を重点課題としています。被害届の提出は、こうした摘発の重要な証拠になるのです。
実際に、被害者からの相談をきっかけに大規模な摘発に発展したケースも少なくありません。相談時は具体的な被害状況を時系列で説明し、保存している証拠を提示した上で、取り立ての具体的な内容や頻度を詳細に説明しましょう。
さらに、警察への相談と並行して弁護士への相談も進めることで、民事・刑事両面からの対応が可能になります。

まとめ
ドラゴンローンをはじめとするソフト闇金の被害は、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、勇気を出して相談することこそが、ソフト闇金撲滅に向けた正しい選択なのです。
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相談は無料ですので、取り立てに悩んでいる方はまず専門家に相談してみませんか。

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