【後払い現金化】系列情報総まとめ＆返済対処法をご紹介

手元に現金が欲しいときに、後払い現金化業者をつい頼ってしまう・・・そんな人いませんか？

実は、後払い現金化業者には「系列」というものがあります。この「系列」というものを知っておくと、後払い現金化業者の傾向がつかめて便利です！！

・・・って、いやいや、そもそも後払い現金化業者を使うことって、リスクがあるんじゃないの？？

そこで今回は、後払い現金化業者の系列とそこに属している業者を紹介していきます。また、後払い現金化業者を利用してしまった時の対処法についても説明していきます！

【基礎知識】後払い現金化には系列あり！

まず基礎知識から説明していきます。

後払い現金化業者には、先払い買取業者と同様に「系列」というものが存在しています。そして、同じ系列に属する業者のことを「系列業者」と呼んだりします。

後払い現金化の系列には「ツール系列」「御三家系列」「APB系列」などが見られます。また、他の業者とのつながりのない（と言われている）「独立系」と呼ばれる業者も見られます。

後払い現金化の系列と属している業者

ここでは、後払い現金化の代表的な系列とそこに属している業者をいくつか紹介していきます。今回は「ツール系列」と「APB系列」にスポットを当てます。

なお、後払い現金化業者は、その登場や閉鎖のサイクルが早いため、すべての業者を網羅的に把握することは困難であるとお考えください。

ツール系列

まず、「ツール系列」に属する業者について見ていきます。

【閉鎖】ツール市場

運営会社	ツール市場
所在地	東京都千代田区外神田3-2-14
代表者	渡辺宏
電話番号	050-5490-9816
mail	[email protected]
営業時間	9時～19時
公式サイト	http://tool-ichiba.com/

ツール系列は元々、「ツール市場」の系列店という意味の名前です。そのため、ツール市場はツール系列の元祖とも言える業者です。

既にツール市場の公式サイトは閉鎖されており、アクセスすることはできません。

営業していた当時は、主に自社サイトを通じて集客活動をしていました。事務所は東京にあったとされています。

ツール市場が販売していたのはオリジナルの電子書籍でした。FX自動売買システムを販売していた、という情報もあります。

これらの商品を後払いで購入し、口コミレビュー投稿を行うことで支払い前に現金を受け取ることができました。ツール市場ではこれをEP制度と呼んでいました。

ツール市場が取り扱っていた商品のラインナップは、以下の通りです。

レビュー報酬に幅がみられます。このレビュー報酬は一律ではなく、利用者の審査によって決定する仕組みであったためです。

ツール市場の基本情報を確認すると、代表者や所在地、各種連絡先ついても判明しています。多くの後払い現金化業者と異なり情報がしっかりしているので、正規の業者のようにも見えます。

しかし、取り扱い商品はほとんど価値のないものであり、無登録の貸金業に近いことが行われていた可能性があります。闇金業者、または近い業者が隠れ蓑として運営していた可能性もあります。

5chなどの匿名掲示板の情報によると、悪質な闇金と何ら変わらない過度に厳しい取り立てや、高額な手数料を請求された、という情報が確認できました。

キース（Keith）

運営会社	合同会社キース
所在地	〒170-0005　東京都豊島区南大塚2-11-10
代表者	不明
電話番号	03-5348-7200
mail	不明
営業時間	不明
公式サイト	http://keith-official.com/

後払い現金化業者の「キース（Keith）」もツール系列の一つです。こちらの業者は閉鎖しておらず、2022年12月現在、サイトへのアクセスが可能です。

事務所の所在地は東京都にあると主張しています。

キースには具体的な取り扱い商品はなく、値引き交渉を代行してくれる業者です。商品の値引き交渉に成功した分がキャッシュバックされる仕組みです。

取引が確定するとキャッシュバック分の金額が支払いよりも先に振り込まれます。その後、1か月以内に商品代金を支払う仕組みになっています。

キャッシュバックの還元サービスをうたっていますが、貸金業に近いことをやっている可能性が考えられます。

キースについては、会社の所在地について確認すると、バーチャルオフィスでの住所でした。そのため、キースの実店舗は存在していないとみて間違いないでしょう。

【閉鎖】ファイン　

運営会社	不明
所在地	東京都港区芝4-11-1-1F
代表者	不明
電話番号	03-4218-3228
mail	[email protected]
営業時間	年中無休
公式サイト	https://www.fine-natural.net/?kk3

ツール系列の「ファイン」は副業の情報商材を販売していた業者です。集客は自社サイトをメインに行なっていました。

ファインを利用すると、購入代金の支払いよりも先に「レビュー報酬」と称して現金が振込まれるシステムです。そのため、レビュー報酬を目的にした利用者が少なくありませんでした。

ファインの取扱う商品と、宣伝報酬額（レビュー報酬）は以下の通りです。

ファインの販売プランでは、どのプランでも販売価格と宣伝報酬額の差が2倍となっています。これは見方を変えれば手数料を50%取られるようになっていたといえます。この手数料が実質的に金利の役割を果たしていたと考えられます。

ファインの会社情報を確認すると、住所や電話番号は公表されていますが、運営会社や代表者は不明となっています。

ファインについては私書箱転送サービスを利用していたことが確認されており、信頼度が低い業者と言えるでしょう。

ツール系列全体に言えることですが、利用はおすすめできません。

なお、現在ではファインの公式サイトにはアクセスできない状態となっています。

APB系列

次に、「APB系列」に属する業者について見ていきます。APB系列は、ツール系列と顧客情報を共有しているとも言われています。

【閉鎖】ゴースト

サービス名	ゴースト
運営会社	不明
所在地	不明
代表者	不明
電話番号	050-5490-8279
mail	[email protected]
営業時間	年中無休・24時間対応
公式サイト	https://ghost-pay.com

後払い現金化業者の「ゴースト」はAPB系列の一つです。

運営会社、所在地、代表者など不明な点が数多く、実態がよく掴めない業者です。

ゴーストの取扱商品ですが、情報商材となっています。しかし、その具体性は明らかになっていません。ただ、複数の商品プランが提示されています。

この商品を購入すると、キャッシュバックを受け取れる仕組みになっており、後払いで商品の代金を支払うより先に、即日で現金を手に入れることができたというわけです。

商品プランの一部は以下のようになっていました。

実質的には、高額な手数料という形で高利の貸金を行なう闇金業者ではないか、とも言われています。

また、掲示板などでの口コミでは、後述の「よつ葉のクローバー」と同系列であるような言及や、契約前の約束事の多さへの言及などがあるものの、それ以外の情報が少なく、実態が掴みにくい業者と言えます。

なお、2022年12月現在、公式サイトへのアクセスができなくなっています。これは業者が事業を撤退しているか、もしくは違法な取り立て行為等によって逮捕または摘発などの状況下に置かれている可能性を示唆しています。

よつ葉のクローバー

サービス名	よつ葉のクローバー
運営会社	不明
所在地	不明
代表者	不明
電話番号	050-5526-1564
mail	不明
営業時間	月曜～金曜：10:00～19:00 土曜：10:00～18:00（定休日：日曜）
公式サイト	https://clover-pay.com

「よつ葉のクローバー」はAPB系列の後払い現金化業者です。本拠地は不明で、集客活動の主戦場は自社ウェブサイトです。

よつ葉のクローバーの取扱商品は、副業に関する商材です。商品を購入（後払い）すると、キャッシュバックという名目で現金を入手できます。つまり、商品代金を支払うよりも前に現金が獲得できる仕組みである、というわけです。

取扱商品の種類の一例は次の通りです。複数回の利用実績を積むと、さらに高額のプランも選択可能とのことです。

会社情報や電話番号やメールアドレス以外は一切不明で、実態が掴みにくい業者といえます。実態としては無登録での貸金業に近いことをしていると言われています。

掲示板などでの口コミでも、前述の「ゴースト」と同系列であるような言及が見られるぐらいで、それ以外の情報がほぼありませんでした。

【閉鎖】ファントム

サービス名	ファントム
運営会社	株式会社　忍
所在地	大阪府大阪市西区南堀江1-25-12
代表者	不明
電話番号	050-5490-8279
mail	[email protected]
営業時間	年中無休・24時間対応
公式サイト	https://phantom-pay.com/

後払い現金化業者の「ファントム」はAPB系列の一つであり、大阪市西区に拠点を構えていると主張しています。集客活動は自社サイトでのものがメインです。

ファントムの取扱商品は、情報商材となっていますが、その具体性は明らかになっていません。ただ、複数の商品プランが提示されています。

この商品を購入すると、キャッシュバックを受け取れる仕組みになっており、後払いで商品の代金を支払うより先に、即日で現金を手に入れることができるというわけです。

商品プランの一部は以下のようになっていました。

ファントムの会社情報ですが、運営会社名や住所、電話番号を明らかにしており、一見透明性があるように見えます。しかし、この電話番号が前述のゴーストの番号と同じものであることから、ゴーストと何らかのつながりがあるとみて間違いありません。

なお、掲示板などでの口コミでは、APB系列であることへの言及があるものの、それ以外の情報がほぼ無く、実態が掴みにくい業者と言えます。

なお、2022年12月現在、公式サイトへのアクセスができなくなっています。これは業者が事業を撤退しているか、もしくは違法な取り立て行為等によって逮捕または摘発などの状況下に置かれている可能性を示唆しています。

後払い現金化を利用してしまった場合の対処法

後払い現金化業者は、その実態は貸金業者、しかも違法な闇金である可能性があります。

後払い現金化業者に期日通りに商品代金を支払えない事態になると、激しい取り立てが行われる可能性がかなり高いといえます。

昼夜問わずひっきりなしに掛かってくる本人宛の鬼電はもちろんのこと、勤務先や自宅や実家、友人知人にも取り立ての連絡が及ぶ危険があります。

また後払い現金化業者に渡した情報についても、その系列づたいに、（後払い現金化業者だけでなく闇金業者も含め）他の業者へ漏洩される可能性も十分にあります。

後払い現金化を利用してしまったときには、すみやかに、後払い現金化の問題や闇金問題に強い司法書士や弁護士の先生に相談をして、力を借りましょう。

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まとめ

今回は、後払い現金化業者の系列とそこに属している業者を紹介してきました。また、後払い現金化業者を利用してしまった時の対処法についても説明しました。

今回紹介した、後払い現金化業者の例を見ればお気づきのように、後払い現金化業者の出現と閉鎖のサイクルは早く、気づいたら閉鎖・廃業していることがあります。

しかし、閉鎖・廃業をしているように見えても、取り立ては続いていたり、名前を変えて活動をしているケースもあります。

このように実態や全貌がなかなか掴みにくい後払い現金化業者とその系列ですが、ともあれ、貸金業者（闇金）の隠れ蓑である可能性が高いといえます。

そんな後払い現金化業者を利用してしまったときには、すみやかに、後払い現金化業者問題や闇金問題に強い司法書士や弁護士の先生に相談をして、力を借りましょう。

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