
ヨシノ
逆ナンからの逆玉。これが私のアナ○ースカイ。どうもヨシノです
道端で運命の出会いがあるのは、残念ながら漫画の世界の話のようです。
実際に道端で声をかけられたら、それは詐欺の可能性があります。特に多重債務者は身なりや全身から溢れ出るオーラなどにより、カモだと思われる可能性があります。
そこで今回は道端で声をかけられた時に考えられる詐欺についてご紹介します。これらは絵空事ではなく、実際に多重債務者の方が被害に遭われた事例をもとにご紹介していきます。
道端で声をかけられてひっかけられる詐欺3選

道端で声をかけられるだけで巻き込まれる恐れのあるトラブルにはどのようなものがあるのでしょう。
具体的には
などが考えられます。

ヨシノ
この全てが詐欺だとは言えません。しかしお金を騙し取られるリスクがあるということだけで言えば基本的に詐欺だと思って良いでしょう。
寸借詐欺
寸借詐欺とは文字通り「ちょっとお金を貸して」という詐欺の一種です。昔からあります。悪質なものになると災害や大きな事件事故にかこつけて行うこともあります。
私たちの善意につけこむ行為であり、決して許されるものではありません。しかし被害金額が少ないこともあり、その場で警察に突き出しても詐欺を立証できないことがあります。

ヨシノ
ちなみに寸借詐欺「寸」は「一寸」とかいて「ちょっと」と読みます。
具体的な手口としては声をかけてきて
- 「ホテル代貸して」
- 「電車賃かして」
- 「財布落としちゃった」
などの理由で1000円や2000円などを要求してくるものが大多数です。
その他「後日お金を返します。」といって名刺を渡されることもあるのがこの詐欺の面倒なところです。
災害にあってお金がない(火事・地震・水害など)という理由にされることもあります。
この手の寸借詐欺には必ず理由が伴います。
ただしあなたが貸してあげなければならない理由はどこにもありません。
理由によっては警察がお金を貸し付けてくれるような事例もあるため、最寄りの警察まで一緒に行くくらい、やってあげましょう。

ヨシノ
宗教・マルチへ勧誘
宗教やマルチの勧誘を目的とした声かけもあります。こちらの方が実質的な金額の被害は大きくなる傾向にあります。
集会に誘われて、入信・商品購入するまで帰してくれない場合もあります。
ついて行ってしまうと逃げられない状況になる可能性もあるので、注意してください。

ヨシノ
ひどい場合だとファミレスでご飯をおごってくれるという話でついて行ったところ、そこからかなり離れた地域にあるマンションの一室まで連行されたというケースもあります。この時携帯電話を奪われてしまうと完全に詰むので、通話状態にして家族に連絡しておくとか、最悪警察に電話しておくと良いでしょう。
デート商法
その場では実害がなくても、親しくなった後やデートをするような仲になった後にマンションや高額商品を売りつけられることもあります。

ヨシノ
クーリングオフの対象になるものの、相手側もクーリングオフ制度をよく理解しているので購入後7日間はものすごい勢いでアフターケアをしてきます。
その他クーリングオフ対策が万全というケースもあり、詐欺で訴えようにも恋人から誘われて商品を買っただけ、という認識なので詐欺にあったという事実認定すらできない場合もあります。
詐欺にあった時の対処法

それではこのように道端で遭遇するタイプの詐欺に遭ってしまった場合、どのような対処ができるでしょう。ただでさえ多重債務者の方がこのような詐欺に引っかかってしまうと、とんでもないことになります。
ここで対処法を確実におさらいしておきましょう。
警察に相談する
寸借詐欺の場合は立件が難しいものの、とにかく警察に被害届の一枚は出しておきましょう。被害届の有る無しで今後の流れが大きく変わってくることがあります。
また被害金額が小さい場合は警察が本気にしてくれない場合も多くみられます。
しかし被害件数が一定数以上になると警察が本気を出して捜査してくれる可能性もありますので、ひとまず被害届を出すだけ出しておきましょう。
宗教勧誘やマルチへの勧誘の場合は、勧誘自体は罪になりません。
ただし宗教やマルチ関連で金銭的被害が出た場合は被害届を受領してくれる場合もあります。

ヨシノ
マンションの一室に連行されて逃げられないような状態にされると、それは監禁罪が成立します。例えばドアに施錠されていると監禁の構成要件が成立したりするので、賠償請求ワンチャンです。
弁護士に相談する
弁護士への相談で民事的解決も大事です。
詐欺での被害額を取り返すには、加害者との話し合いが必要なのですが・・・私たちが個人で行っても相手にされないケースも多いものです。
そのため、弁護士に相談し、代理人になってもらいましょう。

ヨシノ
道端ではないものの、SNSで知り合った異性からお金を巻き上げられた場合は弁護士に相談すると良いでしょう。
詐欺に引っかからないための心構え

詐欺に引っかからないための心構えをご紹介していきます。
知らない人についていかない
知らない人に声をかけられて、誘われてもついていかないようにしましょう。
集会などで相手の仲間がいる場所に連れていかれてしまうと、逃げるのが難しくなってしまいます。
声をかけられた時点でついていかないことが大事です。
お金を出さない
寸借詐欺の場合は、その場でお金を要求されるので「今お金を持ってない」
「電子マネーしか使わない」などといってお金を出すのを拒否するようにしましょう。
宗教勧誘やマルチ勧誘で集会に連れ出された時も、お金を持ってない、ださないという姿勢が大事です。
一度お金を出してしまうと、そこから次々と要求がくる場合が多いのです。
詐欺の手口を知っておく
寸借詐欺にしても、マルチにしても、手口や最寄りの駅近辺で行わている勧誘情報をSNSなどから集めておくと良いでしょう。知っていれば未然に予防ができます。

ヨシノ
ネット情報ですが、都内で綺麗なお姉さんに「この辺で美味しいケーキ屋さん知りませんか?」って聞かれたら危険度MAXです。
まとめ

道端で声をかけられたら、それすなわち詐欺という悲しい時代になってしまいました。
ただし多重債務者の方は特に精神的にやられていることが多いため、このようなわかりやすい詐欺に引っかかってしまう恐れもあります。
傾向と対策を理解して更なる金銭被害に遭わないように注意しましょう。