
新型ウイルス感染症の新しい生活様式にも慣れてきた、昨今。
最近は徐々にではあるものの、オフラインでの合コンも復活傾向にあります。
しかし最近は経済も悪化していることから・・・楽しい合コン飲み会で気づけば金銭被害を受けていたということもあります。
ここでは実例をご紹介するとともに、詐欺にあわないにはどうすれば良いかという部分までご紹介していきます。
合コンであり得る詐欺(幹事ビジネス・商材パーティ)とは?
そもそも合コンであり得る詐欺には、どのようなものがあるでしょう。
一番多いのが幹事ビジネスとも呼ばれる、合コン自体が目的ではなく「参加者が集まり会費を納めてくれること自体が目的」というどうしようもない合コンビジネスです。
もう一つが合コンはあくまでも入口でしかなく、その実態はマルチやいわゆる詐欺商材の販売や即売会の様なパーティーという可能性もあります。

どちらのタイプも昔からあります。しかしその全てが詐欺と言い切ることもできず、場合によっては慣例として全然OKとされている地域もあります。
ところが、上記の状況を踏まえてもなお、詐欺と言わざるを得ないような合コン詐欺が最近多くなっています。ここではその特徴についてご紹介します。
会費が異常に高い
いわゆる幹事ビジネスタイプの合コン詐欺によくあるパターンです。
若干の会費の差額(合計3000円ちょっと)を「ポッケ」するくらいならまだかわいいものです。
合コン詐欺では往々にして会費が異常に高い特徴があります。
元・多重債務者・ヨシノの解説
一般的には、男性の場合どれだけ物価の高い地方でも5000円から6000円もあれば、問題なく参加して一次会を抜け出すことができるでしょう。
しかし、男性参加費が1万円になっていたり、ひどい場合だと2万円近く取られることもあるのが合コン詐欺です。
この場合女性の参加費を安くしているという考え方もできますが・・・それでもやはり差額が出てくる可能性が高いと言えるでしょう。
ほとんどの場合は飲み会を主催して幹事がお金を徴収することに意味があり、参加している女性達もほとんどお金で雇われているキャストという可能性があります。
見方によっては違法な風俗営業になる可能性もあることから、この手の合コンには近づかないことが重要です。

大人数パーティでの事例も
いわゆる詐欺商材やマルチの即売会や相談会を合コンとして偽装しているタイプの案件でよくあるのがこちらのパターンです。
この手の詐欺は人数が多い方が儲かるため、人数を多く集めてパーティを開こうとする傾向にあります。
そのため、人をたくさん集めやすく、口当たりのよい「ボランティア好きの人の集まり」「ご縁をつなぐ500人飲み会」などの名称でパーティーを開き、お酒が入ってきた段階で大商談会のようなイベントを開催するというケースもあります。
ココに注意
また参加している人数の2割から3割はサクラとなっており、ここまで来ると集団催眠のような地獄絵図が待っています。

合コン詐欺に引っかかった場合の対処法
合コン=男と女の騙し合いみたいな話は置いておいて、マジの意味での合コン詐欺に引っかかった場合の対処法についてご紹介していきます。
同じ幹事からの誘いに乗らない
その幹事はこの手の詐欺を繰り返している可能性が極めて高く、もうこの幹事からの誘いには乗らないことが一番です。
LINEもブロックしておきましょう。
人を集めることが目的なので、あなたが誘いに乗らないとわかれば、さっさとターゲットを変更します。
【推奨】諦める
とりあえず会費が異常に高い合コンに関してはもう、諦めましょう。
被害額も実際のところがわからず、詐欺とも言いにくいのが実情です。たとえ裁判にこぎつけても、弁護士費用や裁判費用が被害額を超えてくる場合がほとんどであり、何より「合コンの費用がちょっと高かったからって裁判してくる、ヤバい人」と周りから思われてしまいます。

詐欺商材やマルチ被害の無料相談はコチラから!
合コンを楽しむ
「あ、これ合コン詐欺だ」と気づいたら、その場の合コンを楽しんで行くのも良いでしょう。
寄せ集めとはいえ、新しい知り合いが増えることには変わりなく、実際に恋人ができることもあるようです。
せっかく参加費を払うのだから、楽しんで帰りたいですね。
合コン詐欺の特徴。引っかからないための対処法
合コン詐欺に引っかからないようにするには、合コン詐欺の特徴を抑えておくことが大事です。
参加者同士の面識がない
とにかく人を集めれば差額を徴収できるので、知り合い同士を集めよう、などと配慮してはくれないのが最たる特徴です。むしろ、知り合い同士だと後からSNSで炎上する恐れがあるため、知らない人同士をマッチングさせるのが一般的です。
なので、参加者同士が全員初対面で、下手したら幹事とも大して関わりがない場合すらあります。

会計に立ち会わせてもらえない
会計時に立ち会わせてしまうと合計額がバレてしまうため、参加費が高いことに気づかれてしまいます。そこで、会計は幹事が1人でレジに行って支払ってきてレシートを見せてもらえないのもあるあるです。
お店が指定されている
幹事のやりやすいお店でやるため、参加者にお店の決定権はありません。
時間や場所が完全に指定された状態で招待されます。

幹事と店員の仲が良い
同じお店でなんども合コン詐欺を行なっている場合があり、幹事は店員さんとも顔見知りになっているケースが大多数です。
そのため、店員さんが合コン詐欺をしていることを黙認してる場合もあります。
まとめ
楽しい飲み会で終われば良いものの、金銭的な被害に遭ってしまったり様々なデメリットを負う可能性もあるのが合コン詐欺です。
場合によっては謎の高額パーティーに参加させられてしまったり、不本意な契約を行ってしまう可能性もあるので十分に注意しましょう。